U邸

オリジナル家具に囲まれた
ホテルライクな暮らし

U邸 専有面積:50㎡
エリア:北海道 札幌

札幌の中心部に位置した、50㎡のワンルームU.C邸。
お施主様は、単身女性で、北海道らしい素材を用いた、映える内装をコンセプトに設計しました。
寒冷地特有の施工方法や気候に適した素材選定など、北海道ならではの課題が多くある案件でしたが、一つ一つを
解決しながらベースを整え、造作物をふんだんに採用することで、オリジナリティある、空間となりました。

BEFORE

41年前の竣工当時のままの状態で、手が加わっていない為、相場より安価で物件を購入することができました。
既存の間取りは細かく部屋が区切られているため、閉塞感があり、単身の居住者向けてはなく、「ワンルーム空間を作りたい」という希望のものスタートしました。
また、断熱材が劣化していることから、各所で結露が発生し、カビだらけのため、より住みやすい居住空間の形成も課題としてありました。

PLAN

BEFORE
AFTER

中央の温水器の位置は変えられないため、あえて温水器周りの壁面それぞれに、デザイン的要素を持たせることで、内装に落とし込むようにしました。 空間を仕切る壁も、ガラスやルーバーとすることで、抜け感を演出し、圧迫感を軽減しています。また、キッチン周りに関しては、段差をあえてつけることで空間を見切り、メリハリをつけました。

AFTER

70㎡の空間に、LDK、コンパクトなベッドルーム、クローゼット付きの小部屋を、仕切りを設けずに配置。
必要な時は、曲線を描くカーテンで緩やかに閉じることもできます。
緩やかにカーブした埋め込みタイプのカーテンレールは国内で入手できない製品で海外から取り寄せ。
床の段差のアール、玄関框のアール、キッチンカウンターの端や水まわりのドアのアールなど、やわらかな曲線が自然素材の建材とともに優しさを演出し、居心地の良さを感じさせます。

フレキブルボードの床

北海道の歴史的建築物で用いられる軟石のような表情を表現したいということもあり、フレキシブルボードを床で採用してます。 石のような素材感出しつつ、実用性も考慮し選定しました。

北海道産のフローリング

北海道産のミズナラを地産地消の考えのもと採用しました。 ナラ材らしい風合いが空間とマッチし、無垢材特有の温かみのある踏み心地となりました。

造作キッチン

内装全体との統一感を重視し、メーカー既製品ではなく、空間にマッチした素材を用いたキッチンを造作しました。

ルーバー壁

意匠性はもちろん、通気性や明るさなどを多く取り入れるため、ルーバーの壁を採用しています。 素材のサイズ感や配置、材種に関しては、現地にてサンプルを用いてお施主様と打ち合わせて決定いたしました。

IOT照明

アレクサを使って、光の色や明るさを変更可能な照明を採用しております。 色や明るさを変えるだけでも気分を変えることは可能です。