リノベ済マンションとリノベ前、どちらが理想の暮らしに近づける?
新築物件の価格上昇や物件の希少性から、中古マンションの購入が増えつつあります。その中でも注目されているのが、「リノベーション」。
近年は古いマンションをリフォームして、「リノベ済物件」として販売する再販業者が増えています。これらの物件は内装が新築のように綺麗で、築年数が古くても全く新しい印象を与えてくれます。ただし、中古マンションを購入し、自分たちで間取りや内装を考えたい方にとっては、「リノベ済物件」だと物足りないと感じる方もいるかもしれません。
今回は、そんなリノベーションマンションの購入に焦点を当て、リノベ済み物件とリノベ前物件のそれぞれのメリットとデメリットについて、詳しく探っていきましょう!
目次
1.リノベ済マンションのメリット
2.リノベ済マンションのデメリット
3.リノベ済マンション、リノベ前マンション、どっちがいいの?
4.まとめ
リノベ済マンションのメリット
- 内装が新築レベルにキレイ
- リノベーションされたマンションの内装は新築と変わらないキレイさ。古さを感じさせない上質な仕上げが、築年数が古いにも関わらず良い印象を生み出してくれます。
- 購入後、すぐに住むことができる
- リノベーションが施されているため、新居への引っ越しや生活開始が迅速に実現可能。手間なく新しい住まいで日常をスタートできます。
- 設備も新しい
- キッチンや浴室など、基本的な設備が新品にアップデートされいるため、最新の設備が取り入れられており、住む人にとって快適で機能的な空間が提供されます。
これらの利点には確かにリノベーション費用が含まれていますが、その割に周辺の新築マンションに比べて手頃な価格で入手できることが魅力的です。
リノベ済マンションのデメリット
- はじめから間取りが決まっている
- リノベ済みマンションは、購入時点ですでにリノベーションが完了しており、間取りが固定されています。これにより、自分の好みやライフスタイルに合わせてカスタマイズすることが難しく、選択肢が制限されることがあります。理想の住まいを実現するためには、我慢や妥協が必要となるかもしれません。
- 無難なデザインが多い
- リノベーション済みマンションは、デザインに関して比較的標準的で、こだわりが感じられないことがあります。施工会社が作りやすいデザインを選ぶことが一般的であり、そのため、他の住戸と似たような内装になることがあります。個性的でオリジナルな空間を求める方には、物足りなさを感じる可能性があるかもしれません。
- 性能面の不足
- 古いマンションをリノベーションする際、性能面に関して、風通しや寒さ対策など、最新の建築基準に合わせた仕様に、改修されていない場合があります。特に古いマンションは、断熱性など関して注意が必要になってきます。
リノベ済マンション、リノベ前マンション、どっちがいいの?
リノベーション済みマンションがおすすめな人
- すぐに住みたい
- 内装やデザインにこだわりがない
- 間取りにこだわりがない
- 自分で選ぶのが苦手
- 予算を抑えたい
- 手間をかけずに快適な住まいを求めている
- 将来的な手入れや修繕に気を使いたくない
- 設計やプランニングよりも立地を優先している
- 新築と変わらないクオリティで住みたい
リノベ前物件を購入して、リノベーション会社にお願いするのがおすすめな人
- デザインにこだわりがある
- 間取りや設備にこだわりたい
- 自分で細かい部分までセレクトしたい
- 引っ越し希望日に余裕がある
- 断熱や耐震性についても相談できる
- メンテナンスをしつつ、長期的に住みたい
- リノベーションの過程に参加し、自分の理想を形にしたい
まとめ
リノベ済マンションは、購入後すぐに住める点や手頃な価格、新築並みのキレイな内装にメリットがある一方で、間取りやデザインにこだわれないといったデメリットもあります。リノベ前の物件を購入し、リノベーション会社にお願いする場合は、自分の理想を追求できる反面、計画や工事期間に余裕を持たせる必要があります。
最終的な選択は、ご自身の状況や好みによりますが、「どちらがベストか」ではなく、「自分にとって最良の選択」を見つけることが大切になってきます。物件購入は人生の重要な決断の一環。慎重に検討し、理想の住まいを手に入れましょう!